幸村佳苗×井上美珠による 名作オトナ漫画『君が好きだから』をネタバレ。
あらすじネタバレ
29歳の独身女性である美佳。
ある日、軽い気持ちでお見合いをしてみるのであったが、その相手がとんでもなかった。
「三ケ嶋紫峰」というとんでもなくカッコいい名前を持つその男性は、なんと元警視総監の実の息子であり、出世を約束されたエリート警察官である。
何度もお見合いを重ねた2人は、4度目にして 紫峰が美佳にプロポーズをする。
紫峰
「僕と結婚してくれませんか?」
しかし、美佳は正直自分自身に自信がなく、とんでもないことを言ってしまう。
美佳
「どうしてですか?」
このとんでもない返答にも 紫峰は全く動じず、真摯な態度で美佳を見つめている。
紫峰
「君を好きであるからに、決まっているでしょう」
その言葉に紫峰の真っ直ぐな熱意を感じた美佳は、顔を赤くしながら OKするのであった。
・・・そして、新婚生活が始まった。
紫峰との同棲を始めた美佳は、朝日の差し込むキッチンで料理をしながらお見合いをする前のことを思い出していた。
母親が、ものすごい素敵な男性とのお見合い話を持ってきて、ここぞとばかりにすすめてきたときは、正直あまり乗り気ではなかった美佳。
しかし、その結果とても素敵な旦那さんに恵まれたのだ。
イケメンでありエリート警察官であり、気遣いもできる優しい男性。
自分は、お見合いをしてもフラれると予想していたので、こうして新婚生活をおくっていることが信じられないのである。
美佳が料理を完成したと時を同じくして、紫峰がやってきたので、一緒に朝食を食べる。
今日は、美佳は出版社に行き打ち合わせをすることだけであった。
実は、美佳は小説家なのである。
一方、紫峰は 仕事が早めに終わる予定なので、帰りも早いとのこと。
警察官は、多忙な仕事をしているので 夜遅くに帰ってくることも多いのだ。
美佳
「私と・・・したいの?」
紫峰は、キリッとした表情のまま 答える。
「したいよ、君が好きだから」
美佳は、ものすごく満たされた気持ちになった。
紫峰は警察署へと出勤していく。
美佳は、紫峰のことを四六時中考えてしまうほど、愛しているのだ。