『復讐のイマジン』をネタバレします。
あらすじネタバレ
主人公の真冬は女子高生。でも今となっては普通の女子高生ではなくなりました。
彼女の母親が殺人犯となったからです。真冬の父親の不倫が発覚し、母親は自分の夫とさらに不倫相手の4人をも全員殺害してしまったのです。
そのスキャンダラスな事件によって、その娘である真冬は学校で人殺しと言われイジメを受けることになってしまいました。
テレビでは この衝撃的な事件の報道が 大げさに取り上げられて常に流れています。
「人殺しがよく学校来れるよね?」
「案外あいつも手伝ってたんじゃない?」
「ここでは人を殺す方法は教えていないよ」
などと罵声を浴びせられる毎日です。
しかし真冬は何も言えずひたすら耐えていました。
しかも事もあろうに、殺された不倫相手のうち1人はクラスメイトの桜子の母親だったのでした。
そのため、桜子からは もはやイジメなどという甘いものではなく、いわゆる売春行為を強制させられるという事まで…
しかしこれにも真冬は桜子には逆らえず言いなりになっています。母親が彼女の親を殺した為負い目を感じているからです。
その娘にはなんの責任もないと思うのですが酷い仕打ちです。
その売春の内容がまた異常なのです。アブノーマルな性癖を持つオヤジ達の相手をすることなのでした。
いつも真冬の家に桜子が迎えに来て
「行くぞ」
と、連れていかれる。その先で行われるのは
「ケモノ遊びの刑」と呼ばれるものです。
いろんな性癖のオヤジ達がそこに待っています。
ガウンを着ているオヤジ達、女装の下着をつけている人もいるし、ベッドの上には怪しいグッズが散らばっています。
見るからにアブノーマルなオヤジ達です。
そこで真冬がさせられる事は想像できます。
そんな悲惨な辛い日々の中、唯一味方となるものがありました。
『少なくとも僕は君の味方だよ』
そう話しかけるのは、
”スノウ・トルヴィール”
真冬が作りだしたうさぎのキャラクターのようです。
ここに かろうじて逃避の場をつくる真冬なのでした。