『復讐のイマジン』をネタバレします。
あらすじネタバレ
ここで真冬をイジメ続けていた桜子の過去が明らかになります。
今回の事件では、真冬の両親のせいで、自分の母親を殺されてしまい一人ぼっちになってしまった桜子。
その怒りの矛先が真冬に向けられるのは当然だと思いますが、実はその行動の原因の1つは自分も実はイジメにあっていた過去があるから。
幼少時代にイジメを受けている時期があると、今度はイジメる側になる、まさにイジメは巡るという行為なのでしょうか。
桜子の家庭は幼い頃に父親を亡くし、母と2人で仲良くつつましく暮らしていました。
それが、学校では母子家庭のために市のお金で暮らしている、ズルいと言われます。
しかも目つきが悪いなどとも言われます。
桜子の目は普通より少し赤っぽい色をしていた為、その目が怖いと言われたのです。
そんなイジメを受けて家に帰り母親にランドセル姿のまま抱きつきます。
どうしたの?と聞く母親。学校で友達に嫌なことを言われて学校に行きたくない、と言う桜子。
泣きじゃくる桜子の話をきちんと聞いてくれ、優しく接する母親。
すると母親はお守りのように、桜のピンを桜子の髪にとめてあげます。
桜子の名前と同じ、綺麗な桜の花が付いているピンを前髪にとめて、言います。
「これでも怖いと言ったら、相手の親子共々説教しに行くからね…」
いつでも桜子の味方をしてくれて大好きだった母親。そんな優しい母親が事件で奪われた寂しさは計り知れません。
あの悲惨なオヤジの事件の後、真相を聞く為に真冬に会いに行った桜子。
ふと母親のいない寂しさをわかっていると言われ、繊細な部分に触れられます。2人は今の孤独な
気持ちを理解し同じ境遇だと歩み寄るかと思えた場面でした。
それをきっかけに桜子は過去の母親との出来事をいろいろと思い出したのです。
しかし最終的には、真冬には妹がいる。私は本当に一人ぼっちの孤独になってしまったのだ。
やはり真冬とは違う、自分の方が不幸だと。
実はそのやり取りの時に桜子は、大事な桜のピンを落としていたのでした。
それを拾った真冬は友達を通して桜子に返して欲しいと頼みます。
手元に戻ったピンに真冬に感謝して仲直りするかと思いきや、またもや問題が起きます。
その友達が何か悪巧みをしたのでしょうか。桜子は真冬にまた怒りを感じることとなったのでした。